沖縄鉄軌道、宜野湾まで地下&国道330号経由なら採算が取れる
当blogで何回か取り上げた沖縄鉄軌道の話。2019年度に沖縄県が行った試算によれば、費用便益比が事業化の目安となる1.0を超えました(内閣府の試算では1.0を大きく下回っています)。この1.0を上回る試算の前提は、入域観光客数が1350~1400万人(2019年12月時点での数字を基にしています)、那覇-宜野湾間は地下トンネルで国道330号の下を通る場合です。そして、その試算について、沖縄鉄軌道費用便益分析検証委員会は一定の評価を示しました。沖縄県の計画を妥当と認めたことになります。もちろん、今は新型コロナウイルスの影響で観光客数は減っていますが、長期的に考えるとある程度は元に戻ると考えています。沖縄県は沖縄鉄事業の事業化のため、整備新幹線をモデルに特例制度をつくることを国に求めています。
確かに沖縄県や沖縄鉄軌道費用便益分析検証委員会の判断は妥当なところでしょう。沖縄鉄軌道を実現するには国と一体になって前に進むしかありません。後は政治の仕事なのですが、お金の問題はともかく、基地の移設などが絡んだややこしい話になってしまいます。当blogではこれ以上言えません。
(参考:琉球新報ホームページ https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1174884.html)
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