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九州新幹線で佐川急便の荷物を運ぶ

 JR九州は九州新幹線で荷物を運ぶ構想がありましたが、これが一歩前に進むことになりました。JR九州と佐川急便は、宅配便荷物を九州新幹線で運ぶ貨客混載事業の協業に関する基本合意に至ったのです。

 JR九州は、九州新幹線博多-鹿児島中央間で、余剰スペース(業務用室)に専用ボックスに入った宅配便荷物を載せて輸送するものです。福岡から鹿児島への場合、佐川急便福岡営業所からトラックで博多まで運び、九州新幹線では固定された専用ボックスに入れて運びます。鹿児島中央では再びトラックで佐川急便鹿児島営業所まで運びます。鹿児島から福岡へはこの逆となります。このことによりJR九州は、余剰スペースを使うことでお金を稼ぐことができます。佐川急便は九州地域内での集配効率を高めることができます。

 ただ、この貨客混載事業はすぐにやるわけではありません。実施時期は未定で、事業実施に向けて実証実験などをこれからするのです。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2020/08/26/200826sagawa_kihonngoui.pdf)

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