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西鉄も無人駅増加

 全国の鉄道で有人駅を減らして無人駅にするという動きがありますが、九州一の私鉄西鉄も駅の無人化を行います。

 対象になるのは、天神大牟田線三潴-西鉄銀水間(西鉄柳川を除きます)と甘木線(北野、甘木を除きます)の24駅。天神大牟田線の場合、大善寺以南の普通のみの停車駅が該当します。この区間の利用者数は1992年をピークにして年々減少しています。これまでも効率化のため駅の無人化などを行ってきました。しかし今後も人口の減少が見込まれるため(久留米市以南の人口は1990年に比べて11%減少しています)、路線を維持するために駅管理体制を見直すことにしたのです。

 現在、対象になる24駅のうち、終日無人駅なのは7駅だけで、残りは終日有人駅が7駅、昼間(10~16時)無人駅が10駅あります。有人駅では客からの問い合わせ、安全確認、運賃の取り扱いなどの対応を行ってきましたが、これをサポートセンターの専属係員3人による集中管理方式及び駅係員5人による巡回体制に切り替えます。サポートセンターは西鉄柳川に設置します。始発から最終まで対応します。専属係員が18駅に設置されたモニター付きインターホン(甘木線の9駅のうち6駅にはモニターがありません。インターホンのみです)を通じて客との対応を行い、18駅(モニター付きインターホンがある駅と同じです)にある改札口監視カメラで改札付近の状況を確認します。天神大牟田線の15駅にはホーム用監視カメラがあり、ホームの安全確認もできます。また、天神大牟田線の15駅については、ホーム上の非常ボタンを増設していきます。甘木線は現行通り運転士による安全確認で対応します。

 運賃はICカードの場合、これまで通り使えます。利便性向上のため、9駅でICカードチャージ機を新設します。現金の場合は、乗車時は駅で乗車駅証明書を取る必要があります。降車駅で精算します。降車時は駅に設置された運賃箱に切符または現金・乗車駅証明書を投入します。無人駅同士ではチェックが利きませんが、無人駅同士の利用はあまりないと割り切っているのでしょう。また、24駅を巡回する駅係員は5人いますが、このうち3人は毎日定期的に巡回する担当です。24ある対象駅を3つのブロックに分け、各ブロックを1人が担当するかたちで毎日定期的に巡回します。巡回時間は事前に公表されます。残る2人はお客様サポート巡回です。介助の必要な人の乗降の手伝いや急病の人の対応などを行います。

 この駅管理体制の見直しは10月1日から行います。半年間は試行という扱いで、2021年4月1日から本格的に運用を開始する予定です。また、この駅管理体制の見直しによって約30人の駅員が減りますが、配置転換で対応します。
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.co.jp/release/2020/20_034.pdf、日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63185590Y0A820C2LX0000/)

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