津山線でも昼間時間帯に集中工事
労働力人口の減少によって、線路を保守する作業員の確保が難しくなっています。鉄道の保守は、列車の走らない深夜にやれば利用者に迷惑をかけることはありませんが、そういうやり方では成り立たなくなっています。また、メンテナンスを低減する設備強化を集中的に行うためには、昼間に工事をやったほうがいいのです。
そこでJR西日本は、2020年度の下期においても昼間時間帯に集中工事を行います。今回岡山支社管内で昼間時間帯に集中工事を行うのは、赤穂線播州赤穂-備前片上間と津山線亀甲-津山間。津山線は輸送密度が3557人(2018年度)もあるのですが、昼間に列車を長時間止めて集中工事を行うのです(もっとも、かつてJR西日本は桜井線や和歌山線といった、津山線以上に利用がある路線でも昼間に集中工事を行っていました。しかも、当時は代行バスすらありませんでした)。赤穂線は10月19日(月)~21日(水)、11月25日(水)~27日(金)に、津山線は12月14日(月)~16日(水)に行います。列車の走らない時間を8時間ほど設け、その間にコンクリート枕木化などの集中工事を行うのです。
このような集中工事は2021年度以降も行うようです。
(追記)
それどころか、山口県内の山陽線でも昼間時間帯に運行を止めて集中工事を行います。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200820_00_kouji.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/200831_00_hosyukouji.pdf、https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/pdf/data2019_08.pdf)
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