「求む、車両」
北条鉄道は法華口に交換設備を設け、9月1日にダイヤ改正を行い増発しました。
北条鉄道の所有する車両は3両あります。いずれも1999~2001年につくられた車両です。北条鉄道は3両のうち2両を使い、あと1両を予備としています。ラッシュ時に増結することはできませんし、検査や故障のときに備えて予備ももう1両ほしいです。ところが新車をつくるとなるとお金はもちろんのこと(生産量が少ないので割高になります)、時間もかかります。メーカーへの依頼から製造まで5年かかるようです。そうなったらほかの鉄道からお古をもらうという方法がありますが(当然ながらつくられてから20~30年は経っています)、ここに問題があります。北条鉄道は非電化なので、地方のローカル電化私鉄のように大手私鉄から中古をもらうことができないのです。北条鉄道もすでにいろいろな鉄道会社に声をかけていますが、ほかの鉄道会社も車両に余裕がなく、話が進んでいないのが現状なのです。
(追記)
この車両不足騒動ですが、結局、コスト面を考えて(車両譲渡の申し出はあったようです)、現行の体制で行くことにしました。
(参考:J-CASTニュース https://www.j-cast.com/2020/09/12394042.html?p=all、日経ビジネスホームページ https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00115/00096/)
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