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JR北海道の2021年春ダイヤ改正はかなり厳しい

 新型コロナウイルスの影響でJR北海道の利用は大きく減っています。「Go To トラベル」などによる鉄道利用の促進策には期待しているものの、都市間輸送はインバウンドにも多く利用されていたため、海外からの観光客は期待できません。テレビやWeb会議の普及などによりライフスタイルが変化し、出張などのビジネス需要や夜間の利用減少は今後も続くとJR北海道は考えています。そこで、JR北海道は2021年春のダイヤ改正において、減便を行うこととしました。

 どうなるのでしょうか? 札幌-函館間の「北斗」は現在24本走っていますが、これを定期20本+臨時2本にします。夜間の利用の少ない上下1本の取りやめを考えています。経費の節減や夜間の保守作業間合いの拡大ができるようになります。また、上下1本ずつを臨時列車とします。年間30日程度運休します。札幌-旭川間の「カムイ」、「ライラック」は現在48本走っていますが、これを定期44本+臨時4本にします。臨時列車は休日や繁忙期など利用の多い日に走らせます。年間230日程度運休します。旭川-網走間の「大雪」は4本とも臨時列車になります。年間50日程度運休します。札幌に直通する「オホーツク」は4本とも定期列車のままです。旭川-稚内間の「サロベツ」は現在4本走っていますが、これを定期2本+臨時2本にします。年間30日程度運休します。「カムイ」、「ライラック」を除いては年間30~50日程度の運休に留まりますが、それでも臨時列車になると、使いづらくなります。そのうち運休日が増えることになると思われます。なお、現在7両で走っている「北斗」、6両で走っている「おおぞら」は5両編成になり、需要が多いときは増結で対応します。

 減るのは特急ばかりではありません。普通列車も減ります。札幌圏では、10本程度の列車の見直しを行います。また、10本程度の列車については休日運休にします。札幌圏以外でも、利用の少ない列車の見直しを行います。対象は函館線滝川-旭川間、留萌線、石北線、宗谷線(旭川-名寄間)、根室線(滝川-新得間、新得-帯広間)です。利用者の少ない駅は廃止になります。36駅について廃止または自治体による維持管理への移行を関係する沿線自治体と協議します。18駅程度が廃止されることになります。

 これらの施策により、年間約5.5億円の経費節減ができます。内訳は減便や減車によるものが年間約5.0億円、駅の見直しが年間約0.5億円です。

 暗い話が続きましたので、ひとつぐらい明るい話にしましょう。札沼線に新駅ができるのです。新駅のできる場所は、以前にもがあったあいの里公園-石狩太美間。ロイズふと美工場の近くに、当別町と株式会社ロイズコンフェクトの請願駅としてつくります。新駅は1面1線の無人駅で、6両に対応するホームを設けます。当別町がつくる駅前広場には、バス、タクシー、一般車の乗降場、パーク&ライド駐車場、駐輪場、トイレを設けます。新駅は2022年4月に開業するようです。北海道内での在来線の新駅は、2002年の函館線流山温泉以来、20年ぶりということになります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201014_KO_kaisei.pdf、https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201014_KO_New%20station.pdf、北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/470409)

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