北海道新幹線並行在来線、長万部以南は存続か?
北海道新幹線新函館北斗-札幌間が開業すれば、函館線函館-小樽間287.8キロが並行在来線とされ、JR北海道から経営分離されます。この区間を鉄道として残すか、バスにするかを地元の沿線15市町の北海道新幹線並行在来線対策協議会で話し合っています。この距離は大変長いので、函館-長万部間147.6キロの渡島ブロックと長万部-小樽間140.2キロの後志ブロックに分けられて、それぞれで話し合われています。函館線はどうなるのでしょうか?
どうやら函館-長万部間は鉄道として残すようです。特急の利用者が新幹線に移ることから、函館付近を除いて旅客需要は極めて少なく、貨物主体の鉄道です。鉄道を残すことを前提として、いかに国などからお金を引き出そうかを考えているようです。青い森鉄道のように線路は上下分離にして、設備の保有を公共が行うことを求めています(青い森鉄道の場合は青森県の所有)。駅の廃止をしないようにJR北海道に求める声もありましたが、地元がお金を出せば駅は維持できるので、的外れな議論とも言えます。
これに対して長万部-小樽間は一部を除いてバス転換に傾いているようです。函館線長万部-小樽間は有珠山が噴火したときの迂回路になりますが(JR北海道は今噴火が起きたとしても、「北斗」は走ることができるようにメンテナンスされていますが、貨物列車に関しては今の高性能で重たい機関車が対応できるかは不明なようです)、それだけでは鉄道を存続させることができないのです。唯一鉄道を求めているのは余市町ぐらいで(比較的利用者の多い倶知安以東のほかの町も鉄道を残すことには消極的で、ともかく早く結論を出してほしいとのことです)、隣の小樽市も存続を求めています。余市-小樽間の中間駅2駅はいずれも小樽市内にあり、並行在来線の問題は小樽市西部の交通問題でもあるわけです。小樽より西にも市街地があり、駅をつくるなどの積極策を採れば利用者の増加を図ることもできると言われています。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/hokkaido-zairaisen202009/)
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