佐賀県、長崎県からの移住を促進させる?
佐賀県によれば、2019年度に佐賀県や市町の支援を受けて移住した人は691人です。この佐賀県に移住してきた人、もとはどこに住んでいたのでしょうか? 一番多いのは福岡県の336人。その次に多い県は長崎県で110人です。長崎県の110人という数字は、関東圏全体よりもわずかながら多い数字となっています。総務省の2019年の人口移動報告によれば、佐賀県は長崎県に対して407人の転入超過となっています。
これまで佐賀県は、移住促進のターゲットを首都圏と福岡県に置いていました。ところが、長崎県からの移住者が多いことから、新たに長崎県もターゲットにすることにしました。年末には長崎からのバスツアーを設定し、長崎県からの移住者を増やそうとします。ちなみに長崎市は転出超過数が全国の市町村で最多です。2018年、2019年と2年続けて最多で、人口が流出しています。
佐賀県としてはこのまま放っておけば人口が減ってしまうので、何とかしてほかから逆に来てもらおうとするのでしょう。この努力を非難することはできませんが、長崎新幹線で対立している長崎県の人口を減らすことによって、新幹線建設の必要性をなくし、フル規格新幹線の計画を凍結に追い込もうとしているのでは、と考えるのは考えすぎでしょうか?
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/388cac6a16272cebd6eaadb79a7af7cd6673b2dd)
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