五能線、10年かけて設備強化工事
秋田県と青森間の県境を海沿いに走る、五能線。日本海を眺めながら乗ることができる路線です。この五能線ですが、将来にわたって健全な状態を保ち、故障頻度の削減と省メンテナンス化による安全・安定輸送を確保するために、設備強化工事を行います。
設備強化工事の主な内容は、木製枕木をコンクリート製に置き換えること。2020年度から10年間にわたって、東能代から川部までの全線にある135000本を置き換えます。枕木の置き換え以外の改良工事も行います。普通、鉄道の工事は列車の走らない夜間に行います。しかしこれでは時間がかかってしまうので、昼間、定期列車を運休させて行うこととなりました。
五能線においては、12月から3月までの火曜日から木曜日までの週3日間、9時ごろから17時ごろまで行います。真冬の五能線でどれだけの工事ができるのか心配なところですが、この時期なら観光列車の「リゾートしらかみ」が毎日走ることはないので、工事日に選ばれたのでしょう。2020年度の場合、12月から3月にかけて、31日間で工事による運休が発生します。運休する列車は下りが東能代10:59発弘前行き(能代-鰺ヶ沢間運休)、東能代12:58発岩館行き(能代-岩館間運休)の2本、上りが弘前6:46発快速東能代行き(鰺ヶ沢-能代間運休)、岩館13:51発東能代行き(岩館-能代間運休)、深浦14:36発東能代行き(深浦-能代間運休)の3本です。なお、バス等の代行運転はありません。
(参考:JR東日本秋田支社ホームページ https://www.jreast.co.jp/akita/press/pdf/20200917-1.pdf)
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