北陸新幹線敦賀開業は1年半延期か?
2023年春に開業する予定となっている北陸新幹線金沢-敦賀間。ただ、以前にも書きましたが、その時期は遅れるようです。しかも、1年以上遅れるようです。
なぜ遅れるのでしょうか? まず、石川、福井の県境にある長さ5.5キロの加賀トンネルや終点の敦賀駅など、福井県内3か所で工事が遅れています。入札もうまくいっていなくて、不調や不落が相次いでいます。そのため、開業が1年半遅れるようです。また、建設費がまた膨れ上がります。新型コロナウイルス感染防止対策のほか、加賀トンネルではひび割れが発生していて、追加対策工事が必要となります。2880億円必要になるとも言われています。
もともと北陸新幹線金沢-敦賀間は2025年度に開業する予定でした。それを2015年になって3年早めたのですが、今回の開業の遅れによってそれがある程度当初の予定近くに戻ることになります。トンネルの不具合は完璧に直しておきたいのは当然のことですから、遅れるのはやむを得ません。せっかく新幹線をつくったのだからなるべく早く開業してもらいたいという考えと、開業しても敦賀で乗り換えが必要になるので、そんなに慌ててつくらなくてもよいという考えが混ざっています。大阪までの全線開業ならば、万難を排して早くつくってもらいたいところですが。
(追記)
西松任は北陸新幹線敦賀開業とともに並行在来線の駅として開業する予定でしたが、新幹線の開業時期が遅れることにより、西松任の開業時期も流動的になるようです。
(参考:福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1202381、https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1203317、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/152718)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- JR東日本、砕石輸送用ディーゼルカー&事業用電車を投入(2021.01.20)
- 名鉄バス、21:30以降の路線バスを原則運休(2021.01.18)
- 四日市あすなろう鉄道、受験生は運賃無料(2021.01.17)
「JR西日本」カテゴリの記事
- JR西日本、緊急事態宣言で「つるぎ」や在来線特急を運休増(2021.01.17)
- 緊急事態宣言で車内販売再び縮小(2021.01.16)
- 「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は山口線経由に(2021.01.07)
「東海・北陸私鉄」カテゴリの記事
- 四日市あすなろう鉄道、受験生は運賃無料(2021.01.17)
- 2021年3月ダイヤ改正発表(3)(JR東海、JR西日本)(2020.12.21)
- 大井川鐵道、年明けから一部区間運休(2020.12.15)
Comments