「めぐりん」廃止か?
両備ホールディングスの基幹路線に殴り込みをかけるかたちで開設した八晃運輸の「めぐりん」。9つもの事業者が乱立し、調整できていないのが現状です。
ただ、岡山市は公共交通のありかたについての法定協議会を開いて、バス路線の再編や事業者の経営健全化を図ろうとしています。高齢者などには割引を行うものの、全体的には運賃の適正化を図ることも考えています。中心部の初乗り運賃を150円にするよう求めています。現在は競争が激しいため100~140円と安くなっていますが、これを150円に値上げすることによって増収を図ることを考えています。全体として年間約4.3億円の増収を狙う計画です。
路線の再編では、混乱のきっかけとなった八晃運輸の益野線の廃止について触れられています。しかし八晃運輸は代わりに、岡山電気軌道と中鉄バスが共同で運行する、岡山駅と国立病院機構岡山医療センターとを結ぶ便に条件付きながら参入することができるようです。
岡山市は事業者の同意を得て、その後国による計画の認定や認可をもらい、2021年度後半に利便増進実施計画を実施する予定ですが、先ほども述べたように事業者が9もあるため話は簡単にはまとまらないようです。八晃運輸の「めぐりん」の存在が話をややこしくしているという指摘もあるようです。
(参考:日本経済新聞ホームページ https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64901400S0A011C2LC0000/)
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