とさでん交通、大幅減便で最大45分間隔に
とさでん交通は、2021年1月9日にダイヤ改正を行います。
今回のダイヤ改正では、減便が行われます。平日は89便(12.8%)、休日は17便(3.2%)減ります。休日の減少度合いが小さいのは、すでに2019年11月に45便減らすダイヤ改正を行っていたからです。また、今回は通勤ラッシュでもある平日の朝夕の便も減ります。
区間別に見ると、減少の度合が一番大きいのは、朝倉と伊野の間。92便から46便に半減し、運行間隔が現行の21分から40~45分に拡大します。路面電車とは思えないぐらいの間隔で、並行して走る土讃線とあまり変わらないぐらいの状況になります。スピードは駅の少ない土讃線のほうが速く、しかも安いので、とさでんのメリットははりまや橋に直通するぐらいとも言えます。朝倉以西の廃止もあり得るでしょう。東の後免町のほうも若干減り、昼間の領石通発着便は廃止されます。終電の時刻も繰り上がり、はりまや橋基準で後免町行きは22:20から22:00に20分早くなります(休日は21:40なので40分早くなります)。伊野行きは平日は21:30と変わりありませんが、休日は21:15と4分早くなります。
今回のダイヤ改正で人件費を削減することができ、約2000万円の収支改善となりますが(合わせて慢性的な乗務員不足の問題も解決するようです)、2020年度の赤字は10億円以上になるとも言われ、それに比べると効果は小さいものとなります。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASNDC7DLDNDCPTLC00J.html、とさでん交通ホームページ https://www.tosaden.co.jp/info/dtl.php?ID=1653)
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Comments
コロナ禍や乗務員不足で企業努力の減便は仕方ないかもしれないけど、最悪路線廃止だけはやめて欲しい。
Posted by: とさでんファン | 2020.12.27 02:54 PM
とさでんファンさん、こんばんは。
* コロナ禍や乗務員不足で企業努力の減便は
最終的には地元が赤字をカバーする気があるかどうかにかかっていると思われます。
Posted by: たべちゃん | 2020.12.27 06:41 PM