久大線は2021年3月までに復旧
7月の豪雨では、久大線も大きな被害を受けました。今でも豊後森-庄内間約41キロが不通となっています。
ただ、肥薩線とは違って、復旧の見込みは立っています。10月28日に行われた記者会見において、青柳JR九州社長が早期に復旧することを明らかにしたのです。2020年度中に復旧する見通しです。JR九州は久大線を、観光路線であるとともに通学などの需要もある路線と考えていて、それが早期の復旧に向かわせたのでしょう。第一野上川橋梁は橋桁をいったん外して、傾いた橋脚を立て直します。第二野上川橋梁は流されたため、BRT化される日田彦山線に架かっている橋を再利用します。この区間は一般道を走るので、鉄橋が要らなくなるのです。1937年製と古いため、将来的には架け替えも考えますが、当面はこれでしのぎます。また、豪雨で流れた線路の盛土は元に戻します。
JR九州によれば、久大線の復旧にかかる費用は約20億円。しかしこれには国などの補助はなく、全部自前で行います。というのも、久大線の2019年度の収入は約21億円で、復旧にかかる費用を上回っています。鉄道軌道整備法で補助を受けることができるのは路線の収入以上の被害が出た場合に限られるからです。
(追記)
一部区間が運休している久大線は、2回に分けて運転を再開します。由布院-庄内間は2021年2月13日に、豊後森-由布院間は2021年3月1日から運転を再開します。この2回の運転再開で、久大線は全線復旧するのです。
(参考:朝日新聞ホームページ https://www.asahi.com/articles/ASNBX6TD9NBXTIPE02D.html、JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/01/15/kyuudaihonsen_2.pdf、西日本新聞ホームページ https://www.nishinippon.co.jp/item/n/685662/)
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