2021年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道、JR東日本新幹線等、北陸新幹線)
12月18日、JR各社から2021年3月ダイヤ改正についての発表がありました。ダイヤ改正日は2021年3月13日、今から何回かに分けてダイヤ改正の概要を書いていきます。
JR北海道のダイヤ改正の内容は、以前にも書いたとおりです。在来線の特急や札幌圏を含む普通列車等が減便されるなど、明るい話題の少ないダイヤ改正です。そのほか、詳しくは後で述べますが、東北新幹線上野-大宮間の最高速度引き上げに伴い、北海道新幹線も一部列車で所要時間が短縮されます。東京-新函館北斗間の所要時間が1分短縮され、最速3時間57分となります。これに伴い、「はこだてライナー」2本の時刻も見直され、東京-函館間の所要時間が1分短縮されます。
東北新幹線東京-大宮間はフル規格新幹線であるにもかかわらず最高速度が110キロに抑えられていましたが、このダイヤ改正から埼玉県内において時速130キロ運転を行います。これに伴い、東北、北海道、上越、北陸の各新幹線で所要時間が1分短縮されます。東京からの所要時間(最速)は仙台が1時間30分(上りは1時間29分)、新潟が1時間36分(上りは1時間38分)、金沢が2時間27分です。
上越新幹線にはE7系の増備が進みます。「とき」は4往復から8往復に、「たにがわ」は1往復から3往復に増えます。E7系はさらに増備され、2019年の水害の影響により当初の予定より少し遅くなりましたが、2021年秋ごろにはE4系の運転を終える予定です。
運転を取りやめる列車もあります。東京-新青森間を走る「はやぶさ37号」、「はやぶさ20号」は、運転を取りやめます。上野18:52発の「たにがわ473号」は休日運休となります。高崎7:17発の「たにがわ474号」は高崎6:31発の「たにがわ472号」になり、行先も東京に延長されます。北陸新幹線では、「つるぎ」の一部が平日のみの運転になったり、休日中心の運転になったりします。
「グランクラス」のうち、東京-盛岡、新青森、新函館北斗間の「はやて」、東京-盛岡間の「やまびこ」について、専任アテンダントによる飲料、軽食等サービスを取りやめます。「かがやき」や「はくたか」の一部列車では、車内販売を終了します。在来線特急の「いなほ」、「かいじ」の全ての列車で車内販売を終了します。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20201218_KO_Daikai.pdf、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2020/timetable/、https://www.jreast.co.jp/press/2020/20201218_ho04.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201218_00_daiyakaisei.pdf)
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