東京メトロ、時間帯別の利用動向を公表
新型コロナウイルスの影響により鉄道の利用者数はどうなったのでしょうか? 2020年9月時点での古いデータですが、東京メトロが公表しているデータを元に見てみたいと思います。
東京メトロのデータは自動改札機の出場データが元になっています。平日の利用者数(定期、定期外の合計)が大きく落ち込んだのは緊急事態宣言の出ていた4~5月で、前年比で62.9~65.5%も減っていました。1/3近くになっていたのです。その後は元に戻りつつありますが、9月の時点でも32.0%の減です。平日の定期利用者だけを見ると、4月は前年比54.7%減、5月は64.4%減です。9月は32.8%減なので、定期の人の落ち込みが比較的小さかった3、4月を除いて定期、定期外の合計とよく似た動きになっています。逆に定期外は3、4月の落ち込みが大きく(4月は前年比70.8%減)、5月以降は定期とほぼ同じような動きとなっています。平日の定期外よりさらに落ち込みが激しかったのが、休日の定期外。4月は前年比83.8%、5月は78.8%も減少しました。仕事はともかく、休日の外出は不要不急とみなされ、平日以上に大きく落ち込んだものと思われます。その後も平日より落ち込みが激しい状況が続いていましたが、9月の時点では前年比35.7%減にまで戻っています。平日とあまり変わらない状況にまで戻っています。
それでは、時間帯別に見るとどうでしょうか? 平日の定期で見てみます。数だけで見ると朝夕のラッシュ時の減少が激しいですが、率で見ると深夜の減りの割合が大きいです。それに比べると早朝はあまり減っていないようです。また、2019年に比べて、2020年のラッシュのピークが早くなっています。2019年は8時台後半がピークでしたが、2020年は8時台前半がピークでした。平日の定期外について見ると、早朝はともかく、それ以外の時間帯では大きく減っています。深夜の落ち込みが激しいのは定期と同様です。休日の定期外については、全ての時間帯で同じように減っています。
(参考:タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/tokyometro202010/)
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