熊本市電に3両編成&急行
熊本市電は1924年8月に開業しました。ピークの昭和30年代には年間4000万人が利用しましたが、自動車が普及したために昭和40年代に路線の廃止が行われました。今残っているのは2つの系統だけで、乗客数は1000万人台です。
その熊本市交通局ですが、3年後の2024年には開通100周年を迎えます。そこで熊本市交通局は2021年度から2028年度までの経営計画の骨子案をまとめました。
この骨子案には気になることが載っています。もともと熊本市電には2両編成の路面電車が走っていますが、3両編成のものをつくるようです。現行の約2倍の約140人を一気に運ぶことができます。また、路面電車に急行を走らせることも考えているようです。実際、戦時中には走っていたようで、初めてのことではありません(ただ、戦時中のことなので、今とは急行の意味合いが違うと思われます)。路面電車とバスとで路線が重複しているところもあるので、バス事業者とも役割分担を行います。このほか、中央区にある大江車庫を路線の端に近い東部に移すことも考えています。
意外なのは、運転士の8割が非正規職員であること。このままだと運行の安全確保や保守、整備などの専門技術の継承が難しくなっていきます。そこで、正規職員の割合を増やすことを考えているようです。
(参考:熊本日日新聞ホームページ https://this.kiji.is/692194350333117537?c=92619697908483575)
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