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前橋でもバスの共同経営

 同じ道路を違う会社の路線バスが走っているということは時々あります。ダイヤを調整して等間隔で走るようにすれば便利ですが、これは独禁法で禁止されているカルテルに当たり、これまでできませんでした。

 ところが2020年11月に独占禁止法の適用を除外する特例法が施行されました。これによって市中心部の重複する路線などで運行間隔を調整することができるようになりました。この特例法を使って熊本ではバス会社5社が熊本市中心部で路線やダイヤの調整を行います。4月の開始を目指しています。

 この動きは他の都市でもあります。そのひとつが以前も取り上げた、前橋。関越交通、群馬中央バス、日本中央バス、永井運輸、群馬バス、上信電鉄の6社は前橋市の中心部において運行間隔を調整してバスを運行することにしました。すでに2020年2月から前橋市を調整役にして、協議を行っていたのです。運行間隔を調整するのは、前橋駅から市役所や群馬県庁前を経由する「本町ライン」と呼ばれるもの。平日は1日150本ほど走る本数の多い路線で、4台が同時に発車することもあれば、平日で20分、休日で35分の待ち時間があることもあります。これを調整し、10時から16時までは最大でも15分間隔になるようにします。5分間隔となる時間帯もあります。前橋駅の乗り場の配置も見直します。減便は行いません。今後は収支の改善見込みを盛り込んだ共同経営計画をまとめて、7月にも国交相に申請する予定です。

 この動きはほかでも見られます。広島では広電がほかの事業者と協議をしています。岡山では岡電バスと両備バスの両備グループに属する2社だけですが(岡山のバス事業者はほかにもたくさんあります)、重複する11系統を対象にダイヤの調整や減便を行います。4月の開始を目指しています。
(参考:上毛新聞ホームページ https://this.kiji.is/719563605017264128?c=648454265403114593、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2020/11/30/340782.html)

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