JR西日本、利用者の少ないローカル線は廃止もあり得る
新型コロナウイルスの影響で、鉄道会社の経営は苦しんでいます。しかも、新型コロナウイルスの感染が広がっているこの間に社会状況は変わり、リモートワーク等がある程度普及すると、新型コロナウイルスが大騒ぎするような病気でなくなっても、元のような利用状況には戻らないとされています。
そうなると運行にいろいろな設備が必要なことからある程度の需要があることを前提とする鉄道は厳しいです。JR西日本は一層のコスト削減が必要であると考え、利用者の少ないローカル線については、廃止を含めた検討を行うという考えを明らかにしています。具体的な対象路線は明らかにされませんでしたが、中国地方の山間部などにごろごろしています。吉備線(LRT化の話は一時中断しましたが)のような前向きな話ではなく、ただ単にバスを走らせて、そのまま消えてしまうような路線ばかりです。元々民間企業で維持できるような路線ではなく、税金を使って維持するような価値すらない路線も結構あります。社会的にも価値がない路線なのです。何も新型コロナウイルスがあるから問題になったわけではなく、元々鉄道の存在意義が疑われるところだったのですが、新型コロナウイルスで新幹線やアーバンネットワークの黒字で赤字ローカル線を維持することができなくなっただけです。新型コロナウイルスは最後の引き金を引いただけです。
そこほかにもコスト削減策はあります。2023年度の新規採用を大幅に縮小し、2021年の秋か2022年春にダイヤ改正を行います。列車の本数を減らします。2021年春もそうですが、さらに減るわけです。
(参考:NHKホームページ https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20210218/2000041470.html)
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