国際興業バス、「バス利用特典サービス」を2月28日で廃止
交通系ICカードを使っても割引になるケースはあまりありません。その例外のひとつが首都圏のバス事業者等で行っている「バス利用特典サービス」。「Suica」や「PASMO」を使ってバスに乗れば、自動的にポイントが貯まり、一定のポイントが貯まると特典バスチケットが付与され、自動的にバス運賃に充てることができます。ほかのバス事業者等とも共通で使うことができます。このサービスは磁気カード時代に行われていたものを引き継ぐもので、磁気カードからICカードに移行させるために行われていたものです(もっとも、磁気カードとは違って、有効期限があります)。
しかし、国際興業バスは2月28日で、西東京バスは3月12日で「バス利用特典サービス」を廃止します。理由はどちらもICカードの普及が一定割合に達し(西東京バスによれば9割がICカードを利用しています)、当初の目的を達成したからです。ポイントの付与はそれぞれ2月28日、3月12日で終了しますが、特典バスチケットは付与されてから10年間使えます。
なお、「バス利用特典サービス」を廃止する国際興業バス、西東京バスともに、代替の商品として「金額式IC定期券」を勧めています。全路線で決められた金額までならどこの路線でも乗り放題で、設定された金額を超えた場合は差額だけを払えば良いのです。ただ、定期券を買うほどではないが、時々は乗る人にとっては何のお得もありません。
(追記)
「バス利用特典サービス」を廃止する事業者は相次いでいます。伊豆箱根バスは3月25日、相鉄バス、西武バス、西武観光バス、東武バスグループは3月31日で廃止します。
(参考:国際興業バスホームページ https://5931bus.com/news_details/id=3013、西東京バスホームページ https://www.nisitokyobus.co.jp/info/19632.html、東急バスホームページ https://www.tokyubus.co.jp/route/ticket/value/service.html、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/105041)
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