2月13日の地震で常磐線等に臨時列車
2月13日に福島県沖で起きた地震で、東北新幹線は大きな被害を受けました。一時は那須塩原-盛岡間で運転を見合わせましたが、一ノ関-盛岡間は16日に運転を再開しています。残る区間については、仙台-一ノ関間が22日、那須塩原-仙台間が24日に復旧します。ただ、全線で復旧しても減速して走るため本数は通常の2/3程度になり、所要時間も通常よりかかります。東京-仙台・盛岡間で1時間程度余計にかかります。また、盛岡発着の「はやて」を除いて、新青森での乗り換えが必要になります(大半は同一ホームでの乗り換え)。新函館北斗まで直通しないのです。通常ダイヤに戻るまでに1か月かかるようです。
東北新幹線が復旧するまでの間、航空会社やバス会社は臨時便を出しますが、JR東日本の在来線でも臨時列車を走らせます。常磐線では仙台まで直通する「ひたち」3往復に加えて、いわき-仙台間に臨時快速列車2往復を走らせます(24日まで)。臨時快速列車の停車駅は原ノ町、相馬、岩沼のみです。
東北線では仙台-盛岡間に臨時快速列車を走らせます。盛岡発一ノ関行きが1本、仙台発盛岡行きが1本、仙台-一ノ関間が上り6本、下り3本です。701系とキハ110系を使い、途中停車駅は小牛田、石越、一ノ関、水沢、北上、花巻のみです。21日まで走ります。21日からは那須塩原-仙台間にも臨時快速列車が走ります。2往復で、新白河、郡山、福島、白石のみに停まります。E653系を使い、23日まで走ります。
羽越線は新潟発酒田行きの「いなほ11号」を秋田まで延長します。酒田-秋田間は臨時快速列車の扱いとなります。遊佐、象潟、仁賀保、羽後本荘のみに停まります。24日まで走ります。
(追記1)
3月13日以降は減速区間を郡山-仙台間に短縮するため、東京-仙台間の所要時間の伸びが30分に抑えられます。北海道新幹線との直通も復活します。列車の本数は、通常の8割程度になります。
(追記2)
東北新幹線は3月26日に通常ダイヤに戻ります。
(参考:JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp、JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/news/pdf/20210222_KO_Shinkansen.pdf、railf.jp https://railf.jp/news/2021/02/20/000000.html、https://railf.jp/news/2021/02/24/203000.html)
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