南海、Visaのタッチ決済は4月3日から
以前の記事で南海のVisaでのタッチ決済について書きましたが、それが実証実験に移されることになりました。何と4月3日から始まります。4月3日から12月12日までの間、南海の16駅(難波、新今宮、和歌山市、関西空港、高野山など)で実施します。主要駅だけでなく、利用者の少なそうな九度山や高野下でも使えます。なお、この16駅同士の間では利用可能ですが、それ以外の駅との間では利用できません。
4月3日から利用できるのは、Visaのタッチ決済と、「南海デジタルチケット」です。Visaのタッチ決済は、タッチ決済機能のあるクレジットカード、デビットカード、プリペイドカード等を入場時及び出場時に専用の自動改札機にかざすことにより、その都度運賃をタッチしたクレジットカード等で決済する方法です。このVisaのタッチ決済は大人運賃にしか対応していないため、例え子供が利用しても大人の運賃を引いてしまいます。「南海デジタルチケット」は事前に南海が提供するアプリで購入しておくと、スマートフォンにQRコードが表示されます。それを入場時及び出場時に自動改札機にかざすことにより、改札を通過することができるのです。
お得な「南海デジタルチケット」も発売されます。乗車駅を9時以降に入場することを条件とした「時差通勤応援きっぷ」です。難波、新今宮、天下茶屋とそれ以外の実証実験実施駅との間で使うことができます。それぞれ5月、6月、7月が有効期間の「5月有効乗車券」、「6月有効乗車券」、「7月有効乗車券」があり、6回、10回、18回の3種類の中から選択します。駅ではなく、アプリ上で購入するのです。いったん購入した人は、同じ月の間に追加で購入することはできません。値段は購入する日によって異なり、購入日が19日までなら約3割引、20日以降は約2割引です(「5月有効乗車券」は4月15日から購入することができます)。値段は難波-金剛間が1920円などとなっています(6回券、19日までに購入の場合)。この「南海デジタルチケット」を利用する人は、専用改札機の読み取りリーダーに読み取らせて乗り降りします。実証実験実施駅の近くに住んでいる人なら、一度試してみるのも良いのかもしれません。
(追記)
南海のVisaでのタッチ決済が延長されることになりました。約1年延長し、2022年12月11日まで延長します。10月1日から始まった高野山内の路線バスについても、2022年12月11日まで延長します。
さらに、2022年春からは泉北高速も対象になる予定です。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210325_2.pdf、https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/211201.pdf)
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