名鉄の一部急行で「ミューチケット」を発売
名鉄の特急、快速特急のほとんどは特別車両を連結しています。特別車に乗るには特別車両券「ミューチケット」が必要です。運用の都合で急行などにも特別車両を連結している車両がありますが、そのときは特別車両を締め切って走らせます。
ただ、特急ではないというだけで特別車両を締め切って走らせるのはもったいないとも言えます。そこで名鉄は3月13日から、平日朝に走る急行のうち2本について、「ミューチケット」を発売することにしました。このような措置は名鉄では初めてです。
該当する急行は、新鵜沼発6:00発(名鉄名古屋6:36着、6:36発)の豊川稲荷行きと新鵜沼6:16発(名鉄名古屋6:54着、6:55発)の河和行き。3月15日以降、平日ダイヤで運行する日に走ります。「ミューチケット」はほかの列車と同様、1乗車360円で、弥富と赤池を除く名鉄出札係員配置駅の出札窓口などで購入することができます。(名鉄名古屋に近い)中小田井と下小田井を除いては、これら特別車両を連結した急行が停まる駅でも自動券売機で買うことができます。これら2本についても「乗継ミューチケット」の対象となり、5月以降は「ミュー定期券」にも対応します(4月1日から発売)。
急行でも「ミューチケット」を発売することによって、通勤時間帯の着席サービスを拡大します。名古屋への通勤のほか、名古屋を飛び越えて岡崎方面や半田方面への通勤にも使えます。なお、駅の行先表示器や時刻表では特別車を連結している旨の案内はなく、特別車の側面はこれまで通り「締切」となっています。暫定的な措置なのかもしれませんが、好評なら案内も整備されることでしょう。
(参考:名鉄ホームページ https://www.meitetsu.co.jp/profile/news/2020/__icsFiles/afieldfile/2021/03/04/210305_express_myuticket.pdf?_ga=2.34163303.792462581.1614983768-1727498940.1614430762、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2021/03/06/343712.html)
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