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静岡鉄道の古い車両が熊本と福井に

 静岡鉄道は古くなった車両を新型車両に置き換えているところです。1000形をA3000形で置き換えます。今回A3000形2編成が登場し(A3009号、A3010号とも3月6日に運行を開始します)、代わりに1000形2編成が引退します。1009号は2月20日に最終運行を行い、1010号は3月6日に最終運行を行います。

 静岡鉄道から引退するこれら2編成ですが、次の働き場所があるのです。1009号は熊本電鉄に譲渡され、1010号はえちぜん鉄道に譲渡されます。

 このうちえちぜん鉄道に譲渡される1010号は観光列車に改造されます。3月末に兵庫県内の車両工場に運ばれて改造され、「きょうりゅう電車」になります。2023年夏予定の福井県立恐竜博物館のリニューアルに合わせてデビューするようです。

 なぜ「きょうりゅう電車」に使われるのでしょうか? 現在の「きょうりゅう電車」は、通常の運行にも使われ、限られた期間でしか走りません。専用の車両を用意することで柔軟な運行にも対応できるようになるのです。

(追記)
 熊本電鉄は静岡鉄道の1000形をもう1編成導入する予定です。2023年度のことになります。
(参考:静岡鉄道ホームページ https://www.shizutetsu.co.jp/pdfs/★最終譲渡ニュースリリース_HP.pdf、https://www.shizutetsu.co.jp/pdfs/newsrelease210210.pdf、福井新聞ホームページ https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1263644、「鉄道ジャーナル」2022年2月号 鉄道ジャーナル社

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