近鉄の舞洲直通特急は見送りへ
近鉄は2025年の万博に合わせて、近鉄奈良から舞洲まで直通する特急を走らせる計画でした。奈良線は架線からの集電、けいはんな線と中央線は第三軌条です。国内では例のない、架線集電と第三軌条との直通を行うという野心的な計画でした。ところが、万博に合わせて舞洲まで直通するというこの野心的な計画は見送られることになりました。
その理由は、舞洲につくられる予定だったIR(統合型リゾート)の開業が遅れること。もともと万博の前に開業する予定でしたが、2020年代後半に先送りされることになりました。万博が行われている間はいいですが、閉幕してからIRが開業するまでの間の旅客需要が期待できないため、万博前に始める予定だった直通特急の運行開始を遅らせることにしたのです。IRは常設の施設のため安定的に利用客がいると近鉄は考えていて、海外からの客を奈良や伊勢志摩方面に運びたいとしています。直通特急は、IRが開業するまでお預けということなのです。
なお、架線集電と第三軌条の両方に対応することができる車両の開発については、ドイツの企業とともに進めています。
(参考:産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/economy/news/210322/ecn2103220010-n1.html)
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