日高線転換バスには予約制特急バスも
日高線鵡川-様似間は4月1日で廃止され、同日からバスが走り始めます。2月18日のことですが、その転換バスの概要について、JR北海道等から発表がありました。
ポイントは4つあります。(1)転換バスの主な利用者は高校生です。バスは鉄道とは違って自由に動くことができますので、バスは高校に乗り入れます。静内高校などへの登校用のバスも走らせます。 (2)バスが走っていても、停留所がないと使えません。転換バスは病院の近くなどにバス停を10か所増やします。また、9台の低床バスを導入し、バリアフリーにも対応します。 (3)バスはきめ細かなニーズに対応することができるという長所があります。時間帯によって国道経由の短絡ルートと市街地に立ち寄るルートを使い分けます。 (4)どうしてもバスは鉄道よりも遅くなります。そこで一部区間で高規格道路を走る、直行の特急バス(「とまも号」)を走らせます。苫小牧-えりも間を、様似で列車を乗り継いでいたときと同等の3時間50分で結びます。朝にえりもを出て夕方に戻ってくる1日1往復で、苫小牧への通院や買い物に使えます(このほか、札幌や新千歳への都市間バスもあります)。停まる停留所の少ない急行便も運行されます。
このほか、一部のバスを除いて一部特急停車駅の沼ノ端に立ち寄り、札幌方面にも乗り換えて行きやすくなります。なお、転換バスは静内以西が道南バス、「とまも号」と静内以東がジェイ・アール北海道バスの運行となります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/corporate/region/pdf/20210218_Hidaka_bus_conversion.pdf、北海道新聞ホームページ https://www.hokkaido-np.co.jp/article/513832、レスポンスホームページ https://response.jp/article/2021/02/26/343487.html)
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