JR東海、東京-新大阪間等の「新幹線回数券」廃止
新幹線に安く乗る方法として、回数券を使うというのがあります。JR東海も「新幹線回数券」というものを売り出しています。ところがこの「新幹線回数券」ですが、ネット予約が普及したために、縮小傾向にあります。そして2022年3月末には、さらに16区間で発売を終了することになりました(発売終了日までに買ったものは、有効期間終了日まで使うことができます)。
その発売を終了する区間は、グリーン車用が、東京(都区内)-名古屋(市内)、東京(都区内)-新大阪(市内)。普通車指定席用が、東京(都区内)-名古屋(市内)、東京(都区内)-米原、東京(都区内)-京都(市内)、東京(都区内)-新大阪(市内)、新横浜(市内)-名古屋(市内)、新横浜(市内)-京都(市内)、新横浜(市内)-新大阪(市内)、名古屋(市内)-京都(市内)、名古屋(市内)-新大阪(市内)。普通車自由席用が、新富士-静岡、浜松-豊橋、豊橋-名古屋、名古屋-岐阜羽島、名古屋-米原。グリーン車用と普通車指定席用は、かなりの大物揃いです。
本来、回数券というものは同じ区間を何回も乗る人のためにできたものでありますが、現実には金券ショップが大量に買ってばら売りしています。今回発売を終了する東京(都区内)-名古屋(市内)、東京(都区内)-新大阪(市内)はその筆頭格で、出張などによく使われていました。金券ショップでばら売りされるのは回数券の本来の使いかたではないので、JR東海としては是正したかったところでしょう。利益の一部が金券ショップに流出しているということですから。
もっとも、東海道新幹線の場合、「エクスプレス予約」が充実していて、年間1100円の会費がいるものの、年に1回か2回使うだけで元を取ることができます。回数券レベルの割引が利き、しかも変更が自由にできます。代替措置がちゃんとあるのは評価できます。
(参考:JR東海ホームページ https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000041022.pdf、タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/tokaido-kaisuken/)
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