南海、5月22日ダイヤ改正で「ラピート」減便、空港急行減車
南海は5月22日にダイヤ改正を行います。
今回のダイヤ改正の内容は、以前にも記事にした通り、終電の繰り上げを行います。これに関しては、本線だけでなく、高野線も対象になります。
それ以外の改正の内容は、空港線と22時以降の深夜時間帯の見直しです。「ラピート」については、昼間時間帯(難波発8~16時台、関西空港発9~17時台)の本数を毎時2本から毎時1本に減らします。9往復減ることになります。しかも、利用状況等の観点から昼間時間帯(難波発10~16時台、関西空港発11~17時台)の運休を継続するため、「ラピート」は朝と夕方以降しか走らない状態が続きます。ちなみにライバルのJR西日本の「はるか」ですが、5月1日から運休する列車が増え、運行するのは6往復だけになります。また、これまで空港急行は8両編成化が推し進められていましたが、今回は逆に6両編成に短縮されます。平日は半分程度が、休日は3/4程度が6両編成になります。
22時以降の深夜時間帯は運転本数の見直しについては、平日は下りが空港急行2本(うち1本は区間急行に置き換え)、区間急行1本、普通1本(住ノ江行きの最終列車)、上りが空港急行2本が減便となります。休日は下りが空港急行1本(区間急行に置き換え)、普通1本(住ノ江行きの最終列車)、上りが空港急行1本が減便となります。増便になる列車もあります。平日だけですが、上下2往復の普通列車の運転区間が延長になります。下りは羽倉崎行きとみさき公園行き各1本がいずれも和歌山市行きになります。上りは泉佐野行き2本が難波行きになります。
話は変わりますが、ダイヤ改正日の5月22日から、南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業の進捗に伴い、一部区間の運賃が変わります。羽衣の中心位置が和歌山市方面に約88メートル、高石の中心位置が難波方面に約93メートル移動するため、両駅の営業キロが変わるのです。羽衣は難波起点15.5キロから15.6キロに、高石は難波起点17.4キロから17.3キロになります。この変更により、普通旅客運賃は5区間、通勤定期旅客運賃は31区間、通学定期旅客運賃は27区間で変わります。普通旅客運賃の場合、羽衣-箱作間は610円から570円に40円下がり、高石-泉大津間は160円から210円に50円上がります。
(参考:南海ホームページ https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210420.pdf、https://www.nankai.co.jp/library/company/news/pdf/210420_1.pdf、JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210423_01_haruka.pdf)
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