「SL北びわこ号」運行終了&「Aシート」指定席増加
北陸線米原-木ノ本間で時々走っているSL、「SL北びわこ号」。湖北地域の観光振興を目的に1995年から走り始め、京阪神や名古屋からそれほど離れていないところを走るSLとして知られていました。車両は12系のオリジナル車両が使われ、国鉄時代の普段の姿を感じさせるものでした。わざとらしくなく、逆に好感を持てるものとなっていました。
しかしこの「SL北びわこ号」、新型コロナウイルスの影響で2020年春から運行を休止しています。そしてそのまま復活することなく、運行を終了することにしました。新型コロナウイルスの感染防止のためには適切な換気が必要なのですが、それが十分に行うことができないことを理由に挙げています。どういうことかはわかりませんが、ともかく「SL北びわこ号」は消えることになります。
なお、これからも京都でSLの検査を行うため、その後に試運転を行います。その場所として北陸線が使われるので、引き続き北陸線でSLの走る姿を見ることはできます。
話は変わりまして、2往復の新快速に連結されている「Aシート」。もともとは乗車整理券で対応していましたが、2020年12月から一部を指定席として営業しています。指定席の営業は期間限定でしたが、度々延長され、今回も9月30日まで延長されることになりました。また、好評なのでしょうか、指定席の座席数もこれまでの12席から20席に増やします。指定席料金は840円ですが、「チケットレス指定席券」もあります。1、2、4号は600円、3号は450円です。3号だけ安くなっていますが、走る時間が平日は野洲20:59発(網干23:16着)、休日は野洲19:28発(姫路21:34着)と遅いからでしょうか?
(追記)
SLつながりで書きますが、釜石線を走る「SL銀河」が機関車の点検整備を終え、1年ぶりに復活することになりました。復活初日の8月21日には、普段回送として走っている盛岡から花巻までも営業列車として走ります。盛岡8:00発、矢幅8:18着8:24発、日詰8:39着9:01発、花巻空港9:22着9:56発、花巻10:07着10:36発、遠野12:12着13:31発、釜石15:10着のダイヤで走ります(花巻から先は一部停車駅のみ掲載)。
(参考:JR西日本ホームページ https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210521_00_slkitabiwako.pdf、https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210521_00_aseat.pdf、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2021/morioka/20210521_mr04.pdf)
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