JR九州、新幹線での荷物輸送、最速2時間40分で1個900円から
以前にも記事にした九州新幹線での荷物輸送ですが、2020年8月に佐川急便との間で基本合意がなされた後も実証実験を重ね、ついに5月18日から本格的に始めることになりました。
5月18日から始めるのは、九州新幹線における荷物輸送。佐川急便の宅配便を九州新幹線の業務用室に乗せて運びます。使用する新幹線は上下とも毎日1便ずつ。「さくら407号」(博多13:13発鹿児島中央14:49着)と「さくら402号」(鹿児島中央12:00発博多13:37着)を使います。熊本など途中駅での取り扱いは行いません。新幹線を使うことにより、福岡市と鹿児島市の間で宅配便の当日配達が可能になります。
これだけではありません。同じ5月18日から、JR九州自ら新幹線での荷物輸送サービスを行います。かつて車販準備室として使われていたところを使って荷物を運ぶのです。この荷物輸送サービスの名前は、「はやっ!便」、博多と鹿児島中央との間で高速で運びます(途中駅の熊本などでの取り扱いはありません)。
「はやっ!便」で使われる新幹線は鹿児島中央行きが午前と夕方の2本、博多行きが午前と昼、そして夕方の3本です。博多(もしくは鹿児島中央)の「みどりの窓口」で荷物を預けると、新幹線で運んでくれます。荷物の受け取りは鹿児島中央(もしくは博多)の「みどりの窓口」です。受付及び引き渡し場所が「みどりの窓口」とわかりやすく、最速2時間40分で荷物を運んでくれます。値段は荷物の大きさと重さで異なり、1個900円~2000円で運んでくれます。急ぎの書類、機械部品、生鮮食料品の輸送に威力を発揮しそうです。
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/05/10/210510_sagawa_jrkyushu.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/05/10/210510_train_nimotsu_1.pdf)
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