近鉄7月3日ダイヤ改正で日中青山峠を越える一般列車は1時間に1本に
近鉄は7月3日にダイヤ改正を行います。
まず、快速急行以下の一般列車については、夜間の利用が大きく減っているため(大阪難波、大阪上本町、大阪阿部野橋、京都の主要4駅で2019年4月と2021年4月の22時以降の乗降者数を比較したところ、平日、休日ともに2021年4月は2019年4月の3~4割程度の数字になっています)、最終列車の繰り上げなど深夜時間帯の運転本数の見直しを行います。いくつか例を挙げると、大阪線の最終は大阪上本町0:28発普通高安行きから大阪上本町0:08発普通高安行きに、南大阪線の最終は大阪阿部野橋0:27発普通河内天美行きから大阪阿部野橋0:02発普通古市行きに、奈良線の最終は大阪難波0:25発普通東花園行きから大阪難波0:05発普通東花園行きになります。このほか、京都線、長野線、道明寺線、山田線、鳥羽線、志摩線などで最終列車の見直しを行います。
一部区間では昼間の列車も減ります。大阪線では名張発及び伊勢中川発11時台から14時台において、名張-伊勢中川間の普通列車の運転を取りやめます。青山峠を越える一般列車は毎時1本(急行?)のみとなります。橿原線では大和西大寺発11時台から20時台(休日は10時台から21時台)と天理発12時台から20時台(休日は9時台から21時台)において、大和西大寺-天理間を直通運転する普通列車を原則として天理線のみの折り返し運転にします。大和西大寺-平端間の普通列車は昼間毎時3本、夕方や夜間は概ね毎時4本となります。南大阪線では昼間時間帯の急行を区間急行に変更し、古市発10時台から15時台と橿原神宮前発10時台から14時台の古市-橿原神宮前間の普通列車(毎時2本)の運転を取りやめます。古市-尺土間の急行通過駅の停車本数が毎時4本から2本になります。御所線では尺土発及び御所発10時台から14時台において、尺土-御所間の普通列車毎時2本の運転を取りやめ、毎時4本から2本にします。田原本線では毎時2本の時間帯を西田原本発9時台から15時台と新王寺発10時台から16時台に拡大します。夕方から夜間にかけては、毎時4本から3本にします。名古屋線では四日市発10時台から15時台と津新町発9時台から14時台において、四日市-津新町間の普通列車毎時1本を四日市-塩浜間にします。塩浜-津新町間の普通列車は毎時3本から2本になります。志摩線では鳥羽発8時台から13時台と賢島発9時台から14時台において、普通列車を概ね毎時2本から1本にします。
特急も本数が減ります。10本以上減るのは大阪難波(大阪上本町)-伊勢志摩間、平日の京都-奈良間、休日の大阪難波-奈良間、休日の大阪阿部野橋-吉野間です。昼間時間帯を中心に特急の一部を臨時列車化します。近鉄全体の特急の本数は、平日が417本(+臨時列車13本)から366本(+臨時列車38本)に、休日が446本(+臨時列車2本)から387本(+臨時列車31本)になります。また、吉野線の「青の交響曲」は水曜日に代走の特急が走っていましたが、これを取りやめます。水曜日は完全に運休するのです。
(追記)
昼間の大阪線の急行は大阪上本町-伊勢中川間の運転となります。伊勢方面には行かなくなります。
(参考:近鉄ホームページ https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/daiyahenkou.pdf、https://www.kintetsu.co.jp/all_news/news_info/saisyuukuriage.pdf、桑名駅の掲示)
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