根室市、クラウドファンディングで園児に体験乗車
根室線釧路-根室間はJR北海道が単独で維持することは困難だとしている路線のひとつ。その根室線を存続させるため、根室市はクラウドファンディングでお金を集めていました。2020年度の目標額は200万円だったのですが、全国から3486人もの人が寄付を行い、目標の25倍の5073万円あまりが集まりました。
予想外に多くのお金が集まったので根室市は、市内4か所の幼稚園、保育園の園児を招待することにしました。7月から10月にかけて園ごとに鉄道の旅を楽しんでもらいます。
大都市のように日常的に鉄道が使われるところならともかく、根室なら鉄道に乗る機会はめったにありません。進学や就職で東京や札幌のような大都会に行かない限り、鉄道に乗ることはないでしょう。しかし、鉄道に乗ったことがなければ、大都会でも鉄道という選択肢が出てこないかもしれません。そういう根室の子に鉄道の旅を体験してもらうことは、将来への夢のある投資とも言えます。
(参考:「鉄道ファン」2021年7月号 交友社)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「JR北海道」カテゴリの記事
- 「赤い星」と「青い星」はどこを走るのか?(2025.01.16)
- 2025年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道)(2024.12.14)
- 稚内から現金専用の券売機がなくなる(2024.11.19)
Comments
今の子供たちは鉄道に乗る機会が少ないと思います。
もう、都市部、地方を問わず切符の買い方を知らない子供たちははっきり言って多いです。
車の運転が簡単になり、道路も整備され家族の旅行が車になりつつあります。
鉄道の良いところ悪いところも含めてを味わってもらう良い機会です。車旅行の利点・欠点にも気づいてもらえるといいですね。
今の若い世代に鉄道を選択肢に入れれもらう投資は今後必要になると思います。
Posted by: リリィ | 2021.06.12 09:50 AM
リリィさん、おはようございます。
* 今の子供たちは鉄道に乗る機会が
特にICカードの普及により、自動券売機での切符の買いかたを学ぶ機会はなくなりました。
* 今の若い世代に鉄道を選択肢に入れれもらう投資は
鉄道を移動手段の選択肢に入れてもらう努力は必要です。
Posted by: たべちゃん | 2021.06.13 06:09 AM