北陸新幹線建設に当たっての6つの課題
北陸新幹線金沢-敦賀間は1年ほど遅れて開業する予定ですが、肝心なのはその先。大阪まで直結して初めて、北陸新幹線はその持てる能力を発揮するのです。ところが、残る敦賀-新大阪間の建設に当たっては、6つの課題があるようです。
6つの課題とはどのようなものでしょうか? それは(1)京都市内での地下水の低下、水質対策と北部山岳地帯を貫くトンネル区間周辺における環境への影響低減 (2)京都駅とのアクセスについて、既存路線との交差、工事車両による公共交通や文化財への影響 (3)長大トンネルでの換気、火災対策 (4)工事に伴う残土の受け入れ先確保 (5)新大阪の軟弱地盤対策 (6)働き方改革に伴う工事費や工期への影響 です。今回は想定される問題点を洗い出しただけで、解決策までは述べていません。なお、(1)については、地元市民の反対で、環境アセスメントの現地調査が行われていないという問題が起こっています。
いろいろ問題点はありますが、何とか解決策を見つけ出し、北陸新幹線を完成させることが何よりも重要でしょう。
(参考:「鉄道ファン」2021年7月号 交友社、中日新聞ホームページ https://www.chunichi.co.jp/article/259265)
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