北総鉄道、累積損失解消見込みで値下げ検討へ
運賃の高い鉄道として知られている北総鉄道。成田空港への高速鉄道建設計画があったため元々高規格でつくられ、建設費が高くなりました。そしてそれを償還するために運賃が高くなってしまいました。沿線の自治体からは運賃値下げの要望が出されていましたが、建設費の償還ができなかったので、それに対応することができませんでした。
しかし、事態が変わりました。23日に開かれた北総鉄道の株主総会で明らかになったことですが、2022年度に累積損失が解消される見込みとなったのです。累積損失は多額の建設費のために生じたものですが、単年度で見れば21年連続の黒字で、2021年3月期も前年度に比べて半減したものの12.6億円の黒字でした。一時期は447億円(1999年度)もあった累積損失ですが、2021年3月の段階で約31億円にまで減っていたのです。北総鉄道は自らの長年の課題と認めていた運賃の値下げを考えることができるようになったのです。
もっとも、北総鉄道も新型コロナウイルスの影響があり、値下げがいつになるか、またその規模がどれくらいのものになるかはこれから検討するとのことです。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/108319、産経新聞ホームページ https://www.sankei.com/article/20210623-JA5YLFJMTBNA7A4GLZGPLEZLXI/、千葉日報ホームページ https://www.chibanippo.co.jp/news/politics/804349)
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