福井-敦賀間は快速で対応&森田-福井間に新駅
福井県は北陸新幹線敦賀開業後も在来線特急を維持する考えでしたが、それを断念しました。
しかし、代案はあります。福井-敦賀間に快速を走らせるのです。これまで北陸線は特急中心のダイヤを組まざるを得ませんでしたが、新幹線開業によって特急が不要になり、普通列車中心のダイヤを組むことができます。福井県としては新快速に接続するかたちで走らせたいという考えもあるようです。ただ、京阪神間では俊足として知られる新快速でも、敦賀まで行くとそれなりに時間がかかってしまいます。やはり特急との差は大きいです。目的地が鯖江や武生の駅前にあるのならともかく、そうでない限りは新幹線が使われると思われます。土地勘のない人ほど新幹線を使います。しばらく様子を見て、利用されていれば存続し、利用者が少なければ廃止すればいいだけです。
特急ではなく快速を走らせることにはもうひとつメリットがあります。JR西日本から資産を購入する費用やその後の維持管理費を減らす効果があるのです。特急なら9両や12両に対応する設備が必要ですが、快速なら4両あれば十分です。それだけ資産を圧縮することができます。
地元の利用者を増やすことも重要な課題です。駅を増やし、鉄道の利用者を増やすのです。森田-福井間にも新駅の構想があります。候補地は3か所あり、2020年度に行われた調査ではいずれも1日1000人程度の利用が見込まれるとしています。2021年度には候補地周辺の自治会長から意見を聞くことにします。候補地の絞り込みは専門家などに聞く2022年度以降になります。
(参考:福井新聞ホームページ https://nordot.app/779104398276198400、https://nordot.app/778896686348320768)
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