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無料の高速道路をなくす方針

 基本的には高速道路は同じ区間ならば、いつ利用しても同じ料金です。しかし、その原則が変わる方針です。国交省が混雑時に値上げをする新料金制度「ロードプライシング」を本格的に導入する予定です。これが導入されれば、混雑が予想される道路や時間帯で料金が高くなります。ゴールデンウィークやお盆などの繁忙期には休日割引がなくなります。深夜割引は適用となる時間帯が増えるようですが、深夜に走行した分だけが割引となります。逆に空いている時間では、料金を安くするケースもつくります。すでに現在、首都高速では、東京オリンピック・パラリンピック開催期間限定で、このような「ロードプライシング」が行われています。日中から夜間にかけては乗用車の場合1000円高くなり、深夜から未明にかけては半額になります。

 「ロードプライシング」の本格導入が考えられているのは、大都市圏の渋滞する区間。具体的な区間や時間帯、金額は今後の検討課題のようですが、中央道の小仏トンネルや東京湾アクアラインなどで2022年以降の休日に試行を行います。値上げする区間、時間帯、金額があらかじめわかるようにしておくことや「ロードプライシング」で増収になった部分は混雑する区間の渋滞解消対策に充てることが求められるでしょう。

 そして、高速道路は基本的に有料ですが、2065年までに無料とする方針です。元々は2050年までだったのですが、老朽化に伴う費用が必要だとして、2014年に15年間延長されました。この方針が変わります。いずれ無料化することには変わりありませんが、その時期は決めないことにします。事実上の永久有料化ということでしょうが、高速道路の維持にはお金がかかりますので、そのコストを利用者に負担させるのはおかしい話ではありません。高速道路とは別に一般道がありますから、急ぐなら追加料金を払うことはある意味理にかなっています。地方にある無料の高速道路については、原則有料に切り替えていきます。これは大賛成です。需要のある区間は利用者の払った料金でつくられますが、そうでない区間が税金でつくられ、無料となっているのですが、そういうところは本来つくるべきではなかったのです。国道で十分だったのです。地方の自治体が自らの負担でつくるのまでは否定しませんが、少なくとも国のお金を投じるところではなかったのです。これからは維持費をどうやって賄うかが重要で、無駄な高速道路をつくる誘因は潰しておかないといけません。
(参考:朝日新聞7月27日朝刊 中部14版)

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道路、車」カテゴリの記事

Comments

無料の高速道路は地方において過度な車社会を加速させているように感じます。

並行する公共交通機関が打撃を受けている例もあります。

本当は地方だって公共交通機関を利用したいと思う人は都市部同様にいます。

しかし、本数が減り、値上げまでされてしまっては利用したくても利用できません。

また、公共交通があっても路線沿いに行きたい店が無い(無くなってしまった)例もあります。

そういった人は苦渋の末、都市部へ移住し、その結果地方の人口が減ります。

これが繰り返されてしまっています。

商業と交通を考えた複合的な街づくりが今後の地方には必要だと思います。

Posted by: リリィ | 2021.08.02 09:28 PM

 リリィさん、おはようございます。

* 無料の高速道路は

 まさにその通りで、地方の公共交通に最後の一撃を与えます。

Posted by: たべちゃん | 2021.08.03 05:52 AM

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