「ドリームスリーパー」、貸切バスに
新型コロナウイルスの影響で運休している夜行バスも多いですが、それまでは東京-大阪間に多くの夜行バスが走っていました。高級なものから安いものまでいろいろなものがありましたが、その中で高級なのは両備グループホールディングスと関東バスが共同運行している、「ドリームスリーパー東京大阪号」。片道2万円もしますが、たった11席しかなく、その11席は床から天井部までパーティションで区切られています。
ところがこの「ドリームスリーパー東京大阪号」に使われていたバスのうち1台が、ニッコー観光バス(本社:東京都品川区)に売却されていました。名前を「グレースドリーマー」に変え、側面のロゴも「ドリームスリーパー」時代とよく似たデザインになっています。どうやら夜行ではなく昼行の観光バスとして使われるようです(今のところ催行されたツアーはないようです)。
実はニッコー観光バスは両備グループの貸切バス会社。グループ間だったので、移籍がスムーズに進んだようです。先ほども述べましたがニッコー観光バスでは昼行として使うため、いくつかの改造が施されています。個室全てにディスプレイが装備され、反対側の車窓と前面のカメラ映像が映し出されます。個室だと反対側が見えないからです。このことにより、各個室でDVDやテレビも見ることができるようになりました。
ところで「ドリームスリーパー東京大阪号」はどうなるのでしょうか? 「ドリームスリーパー東京大阪号」用の車両は、関東バスが1台、両備グループが1台持っていて、さらに予備車として両備グループがもう1台持っています。今回ニッコー観光バスに移籍したのは、予備車の1台です。そして肝心の「ドリームスリーパー東京大阪号」は運休を続けていて、当初は7月20日から運行を再開する予定でしたが、再び東京都に緊急事態宣言が出されたため、取りやめとなりました。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/108914)
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