名古屋市鶴舞周辺で自動運転の実証実験
全国で自動運転の実証実験が行われていますが、名古屋でも実証実験が行われています。都心部で長期間走るのはこれが初めてのことのようです。
実証実験は鶴舞周辺、もう少し細かく言えば(1)イオンタウン千種から鶴舞駅方面への往復運行 (2)イオンタウン千種から名古屋工業大学への往復運行 です。2つのコースとも、約1.5キロほどのルートで、12分ほどかかります。実証実験が行われる期間は8月18日から10月29日までの祝日を除く水曜日から金曜日まで。主に昼間(10~17時)に行われますが、10月には夜間(20~22時)の運行を行う日もあります。夜間の運行は名古屋工業大学への往復運行のみ行います。都心の幹線道路(若宮大通等)がルートに含まれている鶴舞駅方面は、まだ荷が重いのか行きません。運行する日は1日7~14便走ります。
車両はフランスのアルマという電気自動車を使います。自動運転の本格的な普及を考え、運転席、ハンドル、アクセル、ブレーキペダルがありません。非常時には、ゲーム機のコントローラーで車両を操作します。最高速度は時速19キロで、定員は14人(後述する試乗を行うときは、最大6人まで試乗できます)。前方約3メートル以内に障害物を検知した場合は、自動で緊急停止します。また、自動運転ですが、常に操作者が監視し、危険を察知した場合は、手動運転モードに切り替えます。先ほどのゲーム機のコントローラーを使います。なお、この実証実験には、シンガポールで自動運転車両を運行した実績のあるWILLERグループのほか、地元の交通事業者である名鉄バスなどが参加しています。
先ほども書きましたが、この自動運転の実証実験には試乗することもできます。期間は9月1日から10月29日まで(ただし緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出ている期間は除きます)、9月は1便当たり4人、10月は6人乗ることができます。試乗はインターネットまたは電話で申し込みます。先着順で申し込みます。すでに9月分は満席になっています。10月分は9月15日から申込ができますが、緊急事態宣言等が出ている限りは試乗できませんし、すでに試乗を申し込んでいてもキャンセルされてしまいます。
(参考:愛知県ホームページ https://www.pref.aichi.jp/soshiki/jisedai/jidounten-nagoya-2021.html)
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