パイパス建設工事で西黒崎、4年間営業休止
筑豊電鉄の西黒崎は黒崎駅前と熊西の間にある駅。1992年に開業し、2019年度のデータですが1日当たり151人が利用しています(もともと西黒崎にはバスターミナルがあったのですが、2002年にその機能が黒崎に移ったので、利用者が少なくなってしまいました)。ところがこの西黒崎、10月1日から4年ほど営業を休止します。なぜでしょうか?
それは、国道3号黒崎バイパス建設工事を行うからです。国道3号黒崎バイパスは八幡東区と八幡西区とを結ぶ長さ5.8キロ、一部片側2車線の自動車専用道路です。この道路をつくることによって、八幡地区及び黒崎地区の交通渋滞の解消、交通安全の確保を図ることができ、このバイパスの東側で北九州高速道路が接続することもあり自動車専用道路ネットワークを形成します。西黒崎付近には黒崎西ランプができます。この工事に伴い、西黒崎のホームの一部が撤去され、駅周辺を工事用車両や重機が頻繁に走り、駅利用者の安全確保が難しいため、駅の営業を休止することにしたのです。
休止期間中は両隣の駅を使います。とは言っても東隣の黒崎駅前は200メートル、西隣の熊西は400メートルしか離れていないので、問題はないと言ってもいいでしょう。また、筑豊直方方面から西黒崎までの定期券を持っている人は、次の対応ができます。熊西までに短縮する場合は、乗車区間が短くなるため、差額の払い戻しを行います。黒崎駅前まで延ばす人は、定期券の券面の書き換えを行います。追加の運賃は要りません。短くなるほうも長くなるほうも手数料は要りません。
(参考:西鉄ホームページ www.nishitetsu.co.jp/release/2021/21_035.pdf、乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/109420)
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