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広電、「PASPY」廃止へ

 広島駅から市内の中心部に向かう交通機関のひとつに、路面電車があります。その路面電車を運営しているのは広電。広電は「ICOCA」などの交通系ICカードのほかに、広島の交通事業者だけで使うことができるICカード、「PASPY」も使うことができます。

 ところがその広電、将来的にスマホを使ったQRコード決済を導入する代わりに、「PASPY」から撤退する方針です。なぜ「PASPY」を止めるのかと言えば、維持管理費用の高さ。7~8年ごとに20億円を超えるコストがかかるのです。この負担を嫌ってのことのようです。

 ただ、QRコードを単純に導入するだけでは、問題があります。遠方から来た人が対応できないからです。交通系ICカードでもQRコードが使えるように工夫をするようですし、スマホがない人でも印刷したQRコードで決済ができるようです。どういう仕組みかはよくわかりませんが。

 ともかく、路面電車は停留所の停車中に運賃を支払います。普通の鉄道よりスムーズな支払いができることが求められます。現状ではQRコード方式よりICカードのほうがスムーズな支払いができます。広電は交通系ICカードに対応しているのですから多くの人がICカード支払いに対応できます。そのICカードを捨ててQRコードに対応するのなら、スムーズに支払いができ、かつ多くの人に対応できるようになることが求められるでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/4656ea3989b06431118ddb093a51ff786d138e1e)

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