2年ぶりの旅で長野、新潟へ(3)
翌日の11日早朝、新潟5:56発の吉田行きに乗る。E129系の6両編成。吉田からは柏崎行きに乗り換え。同じE129系だが、2両編成と短くなっている。ただし、ワンマン列車ではなく、車掌が乗っている。柏崎に近づくと、高校生などが乗ってくる。土曜なのだが、部活なのだろうか?
柏崎からは特急「しらゆき2号」に乗る。駅の自動券売機で自由席特急券を買い、一番後ろの4号車に乗る。今回の旅で乗った新幹線、特急の中で一番これが混んでいた。直江津や上越妙高で降りる人が多かったが、上越妙高は北陸新幹線に乗り継いだのだろう。とすると、直江津で降りた人はどこに行ったのだろうか? 終点の新井まで乗る。
新井まで行ったのは、10:10発の快速に乗るため。実はこの快速、455系・413系で運転されているのだ。少し前まで北陸で当たり前のように見ることができた車両だが、521系への置き換えによって出番がなくなり、えちごトキめき鉄道にやって来たのだ。貴重な交直流急行型車両の生き残り、本来なら北陸で現役で走っているときに別れを告げたかったが、そのような機会がなく、えちごトキめき鉄道で走らせているこの機会に訪れたのだ。えちごトキめき鉄道での走行もそう長くはないようなので、乗りたいなら今のうちだ。快速がやって来た。塗装は国鉄時代の塗装に戻っている。455系はともかく、413系にはなかった塗装だ。後ろには急行用のヘッドマークが取り付けられていて、「赤倉」となっている。ただし「赤倉」は名古屋と新潟を長野経由で結んでいた急行なので、交直流電車で走ったことはない。
最後尾の455系に乗る。ボックスシートは指定席となっているので(ツアー用なので、当日に購入することはできないようだ)、ロングシート部分に座る。前の413系部分もボックスシートは埋まっていた。車内の広告は昭和40年代の国鉄のポスターだ。特急などの増便が相次いだころの、元気が良かった時代のポスターだ。上越妙高までのひと駅という短い間だったが、最後の交直流急行型電車を味わうことができた。
上越妙高からは「はくたか558号」と「しなの10号」を乗り継いで名古屋に戻る。普通列車に乗ることが多いので、スピード感が違う。あっという間に名古屋に戻っていった。
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