高鍋駅を整備して宮崎交通のバスが乗り入れ
鉄道とバスが同じところを並行して走っているケースがあります。いろいろ事情はあるのでしょうが、鉄道とバスが小さいパイを巡って争っているだけとも言えます。
これまでもJR九州と宮崎交通は、交通サービスの利便性向上のため、協力して取り組んできましたが、さらに深めるため、宮崎県における地域輸送サービスにおける連携に関する覚書を締結しました。そして、覚書を締結した後の最初の取り組みとして、高鍋駅を整備すること等によって、列車とバスを乗り継ぐ人の利便性向上と利用促進に向けた取り組みを行います。
利便性向上と利用促進に向けた取り組みは以下の4つです。(1)まず最初に高鍋駅バス停(ロータリー内)に停まるバスを大幅に増やし、鉄道とバスの乗り継ぎをしやすいような運行体系及びダイヤにします。これまで一部の系統のみ停車していた高鍋駅バス停(ロータリー内)に、宮崎市街地と高鍋・木城温泉を結ぶバスも全便停車します。このロータリーへの乗り入れは10月1日に行います。 (2)スマホアプリ「my route」を使って、木城町・高鍋バスセンター方面から宮崎市中心部に向け、高鍋駅でバスから鉄道を乗り継ぐときに便利でお得なデジタルチケットを10月1日から発売します(スマホのアプリで購入するもので、駅やバスセンターでは発売しません)。スマホがそのまま切符になり、運転士や駅係員にスマホの画面を見せれば良いのです。 (3)これまでも高鍋駅前にはバス停がありましたが、上屋やベンチなどの待合設備がありませんでした。これでは、バスを待つのもしんどいです。そこで、高鍋町から支援を受け、バス・鉄道乗りつぎ施設の整備を行います。バス停を駅舎正面に動かし、駅舎内にバス時刻表や路線図を掲出します。ベンチも増やします。また、すでに3月から列車の走行位置とバスのロケーションシステムをひとつの画面で表示できるようにしています。 (4)現在、「JR&宮交バス『お買い物デジタルきっぷ』」が発売されていますが、これにアミュプラザみやざきで使うことのできるショッピングチケット引換券2000円分をつけて、1500円(子供1170円)で発売します。10月1日から2022年3月31日までの期間限定、枚数限定です。
(参考:JR九州ホームページ www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2021/09/17/210917_JR_miyakoubuss.pdf)
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