阪急、武庫之荘-西宮北口間に新駅
阪急神戸線の武庫之荘-西宮北口間は約3.3キロあります。阪急神戸線の中では最も距離があります。その武庫之荘-西宮北口間に新駅ができるようです。新駅ができれば、神戸線では1937年の武庫之荘以来の新駅となります。
新駅ができるのは、武庫川の上。尼崎市と西宮市の境になります。この橋の上にホームを置き、東西両側に改札を置きます。武庫川にかかる橋は上下線の間隔が広くなっていますので、その間にホームをつくります。島式ではなく相対式が2本できます。尼崎市側からも西宮市側からも使えるのです。両方とも徒歩や自転車で駅に来ることを想定していて、駐車場の設備はないようです。阪急によれば、どの種別の列車が停まるかどうかは決まっていないようが、どうやら特急は停まらないようです。
元々武庫之荘-西宮北口間に新駅をつくるという話は武庫之荘ができた直後の1942年からありました。西宮市側は駅の設置に前向きでしたが、尼崎市側は財政が厳しいため、厳しい姿勢を取っていました。ところが2013年に兵庫県、西宮市、阪急がつくる検討会に尼崎市も加わり、8年かけて研究してきた結果、新駅設置が尼崎市にとっても効果があることが判明しました。人口が増え、税収が増えるなどのメリットがあるようです。
駅の建設費は駅舎などに約50億円、高架下にできる駐輪場と道路に各約5億円の合計約60億円。改札が2つあり、橋の上に駅をつくるので高めとなっています。国の補助金をもらうという前提で計画を組んでいます。国、両市、阪急がそれぞれ1/3ずつ負担する計画ですが、尼崎市と西宮市の負担割合はまだ決まっていません。
(追記)
2022年11月のことですが、尼崎市、西宮市、阪急の3者による基本合意書の署名が行われました。新駅は遅くとも2032年までに設置されます。
(参考:神戸新聞NEXT https://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/202109/0014649940.shtml、https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202211/0015771840.shtml、タビリスホームページ https://tabiris.com/archives/mukogawashineki/、サンテレビNEWSホームページ https://nordot.app/816607188782055424)
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