佐渡航路、廃止の危機?
佐渡に行くには、船に乗らないといけません。その船は佐渡汽船が運航しています。
佐渡汽船については新型コロナウイルスの影響で需要が減り、2019年に比べて4割ほどになっています。すでに2020年の段階で約9億円の債務超過に陥っていて、新潟県や佐渡市の支援を受けています。債務超過の額は2021年になってからも増え続け、6月末には約27億円にもなっています。そして、尾崎佐渡汽船社長は9月28日、佐渡市議会の全員協議会に出席して、佐渡航路の運行停止の危険性があることを伝えました。債務超過が解消されないと、2022年4月以降の運営が困難になるというのです。
佐渡汽船は経営改善計画案を修正して、人件費のさらなる削減、運賃値上げ、割引の見直し、営業所の廃止、広告宣伝費の削減などを行う予定です。佐渡市も佐渡汽船の支援のために第三者割当増資に応じ、約3.6億円の出資を行っています。ただ、それだけでは足らないようです。佐渡汽船がないと新潟と佐渡の行き来ができないので、会社が潰れたらどうにもなりません。佐渡汽船にはコストの削減を求めるとともに、佐渡市自らがお金を出すかもしくは国や新潟県からお金をもらうしか方法はありません。
(参考:朝日新聞ホームページ https://digital.asahi.com/articles/ASP9X6SW8P9XUOHB003.html)
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