八戸-室蘭航路も休止か?
宮古と室蘭を結ぶ航路は2018年に開設されましたが、貨物の利用が振るわず、2020年4月からは八戸と室蘭を結ぶ航路となって再スタートしました。ところが事態はさらに悪くなっていたのです。12月末で休止する方向で動いているようです。
なぜこのようになったのでしょうか? 2020年1月から始まった世界的な船舶燃料規制などによって燃料コストが大幅に上昇しました。新型コロナウイルスの影響で旅客需要が減少し、収支が厳しくなりました。船は船齢が20年を超えて置き換えが必要ですが、このように状況が悪いため、新しく船をつくることは難しいです。そこで航路の継続は難しいと判断したのです。
今のところ正式は休止日は決まっておらず、地元室蘭市は航路の存続を求めています。後は室蘭市などが補助を出すかどうかにかかっていることでしょう。大多数の利用者にとっては札幌に近い苫小牧のほうがありがたいでしょうから。
(追記)
八戸-室蘭航路は2022年2月1日から休止することになりました。2022年1月31日室蘭20:30発が最終便となります。
(参考:乗りものニュース https://trafficnews.jp/post/112156、シルバーフェリーホームページ https://www.silverferry.jp/attachment/61c519d2-c3a8-4aad-b3eb-05d80a013c8b/宮古(八戸)/室蘭航路%E3%80%80休止日決定のご案内.pdf)
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