« 中国山地のローカル線に乗る(2) | Main | 中国山地のローカル線に乗る(4) »

中国山地のローカル線に乗る(3)

 倉敷5:43発の西出雲行きに乗る。伯備線の列車は岡山方面から直通するのがほとんどで、倉敷始発は珍しい。西出雲行きは115系2両編成。ワンマンである。早朝なので座ることができると思ったいたら、セミクロスシートが災いして、座ることができず。これから朝を食べるので、相席にはしたくなかったのだ。総社で開いているボックスシートを見つけたが、ほかの人も座ってきたので、食べることができず。途中の駅から、ワンマン列車のはずなのに、車掌が乗ってきた。「ICOCA」が使える区間なので、ワンマンでもそうでなくても全ての扉から乗り降りできることには変わりがない。備中高梁で大半の客が降りて、ガラガラになる。相席の人も降りて、ようやく朝食を食べることができる。その後も乗客は増えることなく、新見に到着。車掌もここで降りる。

 昨日は新見から芸備線に乗ったが、今日は姫新線に乗ることにする。7:04発の東城行きを見送り、7:18発の津山行きに乗る。同じキハ120だが、芸備線は1両、そしてこちらの姫新線は2両。後ろの車両に乗ったが、私以外誰も乗ってこない。朝霧の中を列車は走る。ガラガラの列車に乗ってきたのは、3駅過ぎた刑部。この駅から高校生が乗ってくる。ほかの駅でも乗ってくるが、中国勝山で大量に降りる。ただ、中国勝山で降りずに残っているのもいるし、逆にここから乗るのもいる。完全に高校生がいなくなったのは美作落合。ここにも高校があるようだ。津山の扇形機関庫を博物館にしたものが、「津山まなびの鉄道館」。機関庫は駅と反対側にあり、ぐるっと回らないといけないので、歩くと10分ほどかかる。博物館の入館料は310円だが、駅に置いてあったチラシを持って行くと、団体割引と同額の240円になった。ちょうど小学生の団体(遠足?)が来ていて、かなり賑わっていた。

 同じ道を歩いて駅に戻り、片上鉄道に乗りに行ったときに乗り残した区間に乗る。そのときは林野から乗ったので、そこまで乗れば良い。津山9:56発の佐用行きに乗り、林野で下車。しかし折り返しの列車は当分来ないし、並行して走るバスもない。ここで出ているのが高速バス。姫新線の北に中国道が走っており、そこを走る「中国ハイウェイバス」を使って津山に戻るのだ。国鉄時代から走っているバスなので、一部区間を除いては短距離の利用もできる。「中国ハイウェイバス」は美作インターに停まる。林野から2キロほどのところにあるが、津山駅行きのバスの発車時間は10:36、16分で着かないといけない。事前に津山のコインロッカーに荷物を入れておいたので身ひとつで走る。発車時刻の3分前にバス停に着いた。なお、林野にはタクシーも停まっているので、走るのが苦手ならそれを使っても良い。ところが、走ってきたにもかかわらず、バスは定刻に来ない。大阪からの高速バスなので少々の遅れはしかたのないことだが、事前に分かっていればここまで走ることはなかったのだ。バスは10分ほど遅れてやってきた。「ICOCA」が使えるので、ICカードリーダーにタッチして空いている席に座る。バスは遅れを取り戻すべく走ったが、津山市内も渋滞していて、遅れを取り戻すことができないまま津山駅に着いた。

 津山で昼にしようと思ったが、時間の余裕がなかったので、そのまま11:35発の智頭行きに乗る。キハ120の1両編成だが、こちらもテスト期間中なのか、高校生が乗っている。25人ぐらい乗っていたか? 智頭行きが発車した。高校生は途中の駅で降りていき、県境を越えたのは7~8人ぐらい。智頭で乗り換え。智頭からはキハ47かと思っていたら、見慣れない車両がやって来た。智頭急行の車両だ。智頭急行からの直通でもないので不思議だが、とりあえず乗ることにする。智頭12:56発はセミクロスシートの2両編成、このまま鳥取まで行く。(続く)

| |

« 中国山地のローカル線に乗る(2) | Main | 中国山地のローカル線に乗る(4) »

旅行・地域」カテゴリの記事

鉄道」カテゴリの記事

JR西日本」カテゴリの記事

中国・四国」カテゴリの記事

バス」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



« 中国山地のローカル線に乗る(2) | Main | 中国山地のローカル線に乗る(4) »