沖縄まで日帰り旅行(2)
再びモノレールに戻り、2019年に延伸した区間に乗る。本来ならもっと早く乗るべきだったが、延伸から2年あまり経ってようやく乗ることができた。首里を出るとモノレールは坂を下る。運転席の手前にある座席から見たら、その坂のきつさがよく分かる。どうやら首里が一番高いところにあるようだ。2つ目の経塚からは浦添市内に入る。浦添前田を出るとなぜかトンネルに入り、出たところが終点のてだこ浦西。
てだこ浦西にはバスターミナルがあるが、出ているバスは琉球大学行きぐらいで、寂れている。せっかく整備されたバスターミナルも活用されていないようだ。ところが、10分ほど歩いたところに高速バスのバス停がある(てだこ浦西には案内はない)。幸地バス停だ。モノレールとは関係なくつくられたバス停なので単なる偶然なのだが、那覇空港・那覇市内にも、名護方面にも行くことができるのだ。高速バスは1時間に1~2本出ていて、次は15:45発だ。しかし、時間になってもバスは来ない。7分ほど遅れてやって来た。自由席なので、空いている席に座る。2席を1人で使うことのできるぐらいの、ほどほどの混み具合。この高速バス、私の乗った幸地もそうだが、沖縄道でも細かくバス停があり、短距離での利用もできる。この前乗った中国道のハイウェイバスみたいだ。しかも途中のバス停でも利用者はいる。次の琉大入口では3人降りた。その後の中城、喜舎場、山里の各バス停では乗り降りがなかったが、沖縄南インターでは私を含めて5人が降りた。
沖縄南インターは沖縄の市街から近いところにある。歩いて10分ほどで沖縄市の中心部を貫く幹線道路、国道330号線にたどり着く。片側2車線の立派な幹線道路で、車がひっきりなしに行き交っている。目の前で90系統のバスが通過した。しかし、しばらくすると27系統のバスがやって来た。これも那覇バスターミナルまで行くバスだが(同じ那覇バスターミナルに行くバスでも、経由地によって系統が分かれる)、途中どこを通るのかは分からない。ただ、那覇に行くことは間違いないし、90系統もこのバスも遅れているようだから(所定のダイヤでは27系統の園田発は16:12だが、10分ほど遅れている)、乗ることにする。バスは前と中ほどに扉があるが、乗り降りに使うのは前のみ。降りる人を下ろしてから、乗せるのだ。どこを通るか分からないので、ガイドブックの地図を広げて、席に座る。
どうやらバスは国道330号線を進んでいるらしい。バスは北中城村のあたりを除いて市街地を走るが、ところどころフェンスで区切られたところがある。米軍基地だ。普天間飛行場は有名だが、それ以外にもいくつか米軍の施設がある。そういうところをバスは走っていくのだ。バスの乗客は多くても15人ほどだが、乗り降りは結構多い。バスは宜野湾市の南あたりで国道58号線に移り、1時間40分ほどかけて終点の那覇バスターミナルに着いた。すっかり暗くなっていた。
モノレールに乗って空港に戻る。お土産を買ってから夕食にしようとしたが、店は閉まっていて、なかなか食べることができず。ようやく搭乗口のところで立ち食いのところを見つけ、沖縄そばを食べる。帰りの航空機も行きと同様、前の便からの遅れを引きずっていた。帰りの便は時刻表では那覇20:10発。到着がかなり遅くなるので、行きよりかは若干空いていた。最初はグループ客で騒がしかったが、途中、照明を落としていたので、静かにスマホの画面を見ている人が多かった。那覇空港を出たときは30分近く遅れていたが、どこで遅れを取り戻したか、中部空港に着いたときは15分遅れになっていた。
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