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JR北海道にラッセル気動車

 線路の雪を除雪する方法として、ラッセル機関車を使う方法と、除雪作業車を使う方法があります。JR北海道は両者を併用していて、雪の多い線区はラッセル車を使います。しかし、JR北海道で使用しているラッセル車、DE15は1972年から1980年にかけてつくられたものなので、すでに41~49年経っています。古くなっているため腐食している部分があり、部品が生産中止になっているものもあり、今後継続して使うことが厳しくなっています。

 そこでJR北海道は、DE15の置き換え用として、ラッセル気動車、キヤ291形をつくることにしました。車両の両端に固定式の除雪装置をつけ(DE15の場合、夏季は除雪装置を取り外して機関車として使えますが、キヤ291形はどうするのでしょうか? 夏は遊ばせるのでしょうか?)、DE15と同程度の除雪性能を備えます。環境に配慮したディーゼルエンジンを搭載し、愛称は「Vermilion Russel」(「朱色のラッセル車」の意味)です。今回製作されたのは1両のみで、総工事費は約5.7億円です。2021年度は石北線に導入し、除雪状況等の確認を行います。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20211110_KO_291.pdf)

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