「はやとの風」、2021年度で廃止
2022年秋から佐賀、長崎の両県で走り始める、「ふたつ星4047」についての続報です。
「ふたつ星4047」はキハ47、キハ140、キハ147から成る3両編成。全車指定席で、定員は80人程度です。1号車と3号車が客席で、真ん中の2号車が共用スペースや販売カウンターを配置した「ビュッフェ・ラウンジ車」です。客室乗務員が沿線の軽食、飲料、スイーツ等の販売を行います。なお、外観は有明海や大村湾の水面に映えるパールメタリックを基調としたものとなっています。プレスリリースを見る限り、白っぽい色がベースで、そこに金色のロゴとラインがデザインされています。
そしてここからが肝心なところですが、この「ふたつ星4047」の車両、既存の普通列車車両を改造するのではありません。すでに観光列車として使われている車両を改造するのです。その観光列車とは、「はやとの風」と「いさぶろう」、「しんぺい」(「いさぶろう」、「しんぺい」は予備車を改造します)。このため、「はやとの風」は2021年度中に運転を終了します。
九州新幹線部分開業時は人気列車だった「はやとの風」ですが、最近は振るわず、2018年からは休日など利用が多く見込めるときのみの運転になっています。豪雨や新型コロナウイルスの前からこのような状況だったので、さらに厳しい状況になっていることは明白です。また、「いさぶろう」、「しんぺい」は「かわせみ やませみ」とともに、肥薩線を離れています。肥薩線の復旧は難しいと判断しているのでしょうか?
(追記)
「はやとの風」は2020年9月から運休していましたが、12月25日から2022年3月21日までの休日(2022年1月23日を除く)と年末年始、最後の1週間の2022年3月14日から18日までの間に運転します。吉松-鹿児島中央間を1日2往復し、全車指定席です。
ということは、ダイヤ改正は2020年3月26日にするのでしょうか?
(参考:JR九州ホームページ https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/11/26/211126_4047_design.pdf、https://www.jrkyushu.co.jp/news/__icsFiles/afieldfile/2021/11/30/211130_hayatonokaze_last_run.pdf)
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