2022年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道、JR東日本新幹線等、北陸新幹線)
12月17日、JR各社から2022年3月ダイヤ改正についての発表がありました。ダイヤ改正日は2022年3月12日、以前の予想より若干早まりました。今から何回かに分けてダイヤ改正の概要を書いていきます。
JR北海道のダイヤ改正については、以前に概要が発表されています。ですからここでは、その概要では分からなかった部分の補足をします。「おおぞら」はオール261系化されます。現在、最速の「おおぞら」は、283系で運行されている「おおぞら12号」ですが、それも261系化されます。しかし、所要時間は3時間59分のままで、3時間台での到達は維持されることになりました。2021年3月のダイヤ改正で休日のみの運転とした「カムイ」4本については、運転日がさらに減り、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始、雪まつり期間のみの合計35日間程度になります。
新駅のロイズタウンは、84本中約9割の75本が停車します。また、札沼線の札幌発19時台、20時台を1本ずつ減便し、毎時3本とします。日中6両編成で走っている12本を3両編成にします。函館線(函館-森間、岩見沢-滝川間)、室蘭線、日高線、根室線、宗谷線で合わせて休日を中心に22本の列車が減車しますが、岩見沢-滝川間の列車はもともとディーゼルカーで走っていたものを減車するのです。これらの施策により、年間約1.3億円の経費削減効果があります。内訳は減便、減車などが年間約1.2億円、駅の廃止が年間約0.1億円です。
道南いさりび鉄道も2022年3月12日にダイヤ改正を行います。夕方以降の見直しをするとのことですが、詳細は分かりません。
JR東日本の新幹線についてですが、上越新幹線にE7系を追加投入します。山形新幹線を全車指定席にし、山形新幹線、秋田新幹線の特急料金を変更します。そして重要な話ですが、定期列車が減便し、臨時列車になります。現在58本(東京もしくは上野発着、以下同じ)の「はやぶさ」が45本に、82本の「やまびこ」が66本になるなど、44本が減少します。北陸新幹線の「かがやき」も4本減って、16本になります。「はやぶさ」の代わりに「やまびこ」が盛岡発着となってカバーするものもありますが、そのうちのひとつ、「やまびこ52号」は盛岡から東京まで各駅に停まります。3時間49分かかります。
(参考:JR北海道ホームページ https://www.jrhokkaido.co.jp/CM/Info/press/pdf/20211217_KO_kaisei.pdf、JR東日本ホームページ https://www.jreast.co.jp/press/2021/timetable/、道南いさりび鉄道ホームページ https://www.shr-isaribi.jp/wp-content/uploads/2021/12/7778a54bb8b2910a0555c63196e9d9f9.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 早春の平日にJR東日本1日乗り放題1万円(2023.12.06)
「JR北海道」カテゴリの記事
- JR北海道の2024年3月ダイヤ改正に関する続報(2)(2023.12.03)
- JR北海道のキハ40、2025年3月に引退か?(2023.11.26)
- JR北海道の2024年3月ダイヤ改正に関する続報(1)(2023.12.02)
- JR北海道、2024年3月のダイヤ改正で「北斗」、「おおぞら」等全車指定席に(2023.11.12)
- 廃線を使ってドローンスクール(2023.11.12)
「JR東日本」カテゴリの記事
- 早春の平日にJR東日本1日乗り放題1万円(2023.12.06)
- 「亀山オータムフェスティバル」で久留里線延長運転(2023.12.01)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(4)(2023.11.30)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(3)(2023.11.29)
- 宇都宮のLRTと茨城の私鉄に乗る(2)(2023.11.28)
「JR西日本」カテゴリの記事
- 名古屋-奈良間に直通の臨時列車(2023.12.09)
- 敦賀への「はるか」延伸は行わず(2023.12.07)
「北海道・東北私鉄」カテゴリの記事
- 早春の平日にJR東日本1日乗り放題1万円(2023.12.06)
- 2026年度以降の道南いさりび鉄道は?(2023.10.01)
- 函館線函館-長万部間、新幹線開業後も鉄路維持へ(2023.07.20)
- 阿武隈急行も経営見直しか?(2023.05.19)
- 石狩市にロープウェイ構想(2023.05.08)
Comments