南北がつながった、富山の路面電車に乗る(1)
「ムーンライトながら」のダイヤを引き継ぐ、名古屋6:10発の大垣行きに乗る。315系によって置き換えられる予定の、311系の4両編成。空席を見つけて座る。
岐阜で高山線に乗り換え。岐阜6:53発の高山行きに乗る。高山まで行くのでロングシートの車両だと思っていたら、意外にも転換クロスシートだった。キハ25系の2両編成だ。後ろの車両に座る。
次の駅は長森。一番前の扉からしか降りることができない。無人駅だからなのだが、ICカードが使える区間なので、JR西日本なら全ての扉を開けているところだ。会社によって考えかたが違うのだろう。名鉄との乗り換え駅である鵜沼では後ろの車両の扉も開くので、後ろの車両にも乗ってくる人が見られる。そのほかの駅でも前の車両からしか乗り降りできないものの、利用者は多い。車掌を乗せたほうがいいぐらいの区間だ。
美濃太田で一気に降り、車内はガラガラ。2分の停車時間の間に、ディーゼルカー&2両編成のワンマンカーが似合わない大都市近郊の列車からローカル線の列車に早変わり。残っていた客も次の古井で降りる。高校の最寄り駅なのだろうか?
かつてはそこそこの駅でも「みどりの窓口」があり、新幹線や特急の切符を買うことができた高山線だが、無人化が進み、飛騨金山や飛騨萩原といった昔の急行停車駅クラスでも無人駅になっている。駅員がいるのは下呂、高山、飛騨古川ぐらいだ。よって後ろの車両は人の動きが少なく、のんびりした時間が流れる。
終点の高山に到着。かつては古い町並みがある東側にのみ改札があったが、しばらく来ない間に橋上駅舎になっていた。高山祭の屋台の部品など、飛騨の匠の伝統を感じさせるものが飾られている。高山では駅弁を売っているので、昼食用に買う。定番の飛騨牛の弁当でも良かったが、珍しそうなので、野菜や煮物がメインの「田舎べんとう」にした。観光地となる前の、飛騨の素朴な味の弁当だ。
10:28に飛騨古川行きが出るので、それで飛騨古川まで行く。キハ25の2両編成だが、こちらはロングシート。3駅で飛騨古川なので、15分ほどしかかからない。このまま普通列車を乗り継いで富山に行ったら、富山に着くのは16時過ぎ。あまりにも遅いので、飛騨古川から先は特急の力を借りる。次の特急、「ひだ3号」は約30分後の11:16に出る。「みどりの窓口」で富山までの乗車券と自由席特急券を買う。まだ特急まで時間があるので、駅前を散歩。飛騨古川にもある、古い町並みを見て戻る。
3分ほど遅れて「ひだ3号」がやってきた。前からキハ85系のグリーン車、自由席、指定席の3両編成。自由席に座る。意外と乗っていて、ガラガラというほどではない。遅れは解消せず、そのまま3分遅れで富山に到着。(続く)
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